
肩の痛みと肩甲骨・胸郭
横向きで寝ると肩が痛いときは、横向きで寝ると肩が痛いときの背中・肩甲骨案内をご覧ください。肩甲骨の動きとの関係は、肩甲骨が動かしにくいときの解説も参考になります。
こんにちは。
神戸元町整骨院KUの柴垣です。
今日は、
「横向きで寝ると肩が痛い」
というお話です。
仰向けならまだ大丈夫。
でも横向きになると、下になった肩が痛い。
しばらくすると肩の外側や後ろ側がジワジワしてくる。
夜中に痛くて寝返りを打つ。
そんな経験はありませんか?
【先に結論】横向き寝では肩だけでなく、肩甲骨と胸郭も関係します
横向きになると、下側の肩には体重がかかります。
でも本来は、肩関節だけでその圧を受けるわけではありません。
肩甲骨。
肋骨。
胸郭。
背骨。
そして寝返り。
身体全体で圧を分散しています。
そのため、横向きで肩が痛いからといって、肩だけの問題とは限りません。
肩甲骨は背中に貼り付いているわけではありません
肩甲骨は、肋骨の上を滑るように動いています。
横向きになると、肩甲骨の位置も変わります。
もし肩甲骨が動きにくかったり、胸郭が硬かったりすると、
横向きになったときの圧をうまく逃がせないことがあります。
すると、肩関節周辺へ負担が集まりやすくなることがあります。
「横向き寝が悪い」と決めつけなくていい
肩が痛いと、
「横向きで寝るのはダメなんですか?」
と聞かれることがあります。
僕は、横向きそのものが悪いとは考えていません。
身体は、
仰向けにもなる。
横向きにもなる。
寝返りもする。
いろいろな姿勢を選べることが自然です。
問題になるのは、横向きという姿勢しか取れないことや、そこから自由に動けないこと。
あるいは、一晩中ほとんど寝返りできないことです。
枕だけではなく「身体がどう寝返っているか」
横向き寝で肩が痛いと、枕やマットレスを替えたくなります。
もちろん寝具も重要です。
ただ、何個も枕を替えているのに変わらない。
マットレスを変えても肩が痛い。
そんな場合は、身体側の問題も考えます。
肩甲骨が動くか。
胸椎が回るか。
肋骨が動くか。
骨盤と肩が一緒に寝返れるか。
睡眠中も、身体は全身で動いています。
肩を下にして寝たくなる理由もあります
面白いことに、
「痛い方を下にすると痛いのに、なぜかその方向で寝てしまう」
という方もいます。
人は必ずしも、教科書通りに寝ません。
その人にとって、その姿勢が一番落ち着く理由が身体のどこかにある場合があります。
だから、
「この寝方は間違い」
と簡単に決めつけず、なぜその姿勢を選んでいるのかを見ることも大切です。
KUでは肩だけでなく肩甲帯全体を見ます
横向きで肩が痛い場合、神戸元町整骨院KUでは、
- 肩関節
- 肩甲骨
- 鎖骨
- 胸椎
- 肋骨
- 首
- 寝返り
などを確認します。
オステオパシーでは、身体を細かい部品の集まりではなく、互いにつながった一つの身体として見ます。
肩が痛いから、肩だけをどうにかする。
ではなく、肩がどういう環境の中で働いているかを見る。
そこが大切だと考えています。
このような場合は整形外科へ
横向きで肩が痛い場合でも、次のような症状がある場合は医療機関での評価をおすすめします。
- 転倒など明らかな外傷後
- 腕がほとんど上がらない
- 急激に強くなった夜間痛
- 腕や手の強いしびれ・筋力低下
- 発熱や全身症状を伴う
眠るために身体を我慢させない
一日の終わり。
布団に入ったときくらい、身体のことを忘れて眠りたいですよね。
「この向きは痛い」
「こっち向いたらダメ」
と考えながら寝るのは、なかなか疲れます。
どちらを向いても、自然に寝返りができる。
朝まで身体を気にせず眠れる。
それが一番です。
神戸元町整骨院KUでは、痛い肩だけではなく、その肩が動いている身体全体を見ながら、自然に動ける状態を一緒に考えていきます。
よくある質問
痛い肩を下にして寝ない方がいいですか?
強い痛みがあるときは無理に下にする必要はありません。ただ、横向き寝そのものが悪いわけではなく、肩や肩甲骨の状態によって変わります。
抱き枕は使った方がいいですか?
腕の重さを支える意味で楽になる方もいます。枕やクッションは「正解」を探すより、痛みが少なく眠れる位置を探す補助として使うとよいでしょう。
夜だけ肩が痛い場合でも整骨院で相談できますか?
筋骨格系の負担が関係している場合は相談できます。ただし、強い夜間痛や急激な悪化がある場合は先に医療機関で評価を受けてください。


